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キッズウィークエンド
2026.06.28 Sun
若い世代にコーヒーの魅力を届ける。 なぜキーコーヒーは子ども向けのオンラインイベントを実施したのか

キーコーヒー株式会社 秘書広報部 広報チーム 岡田理佳様
100年以上の歴史を持つキーコーヒー株式会社(以下、キーコーヒー)はなぜ今、若年層向けのPR施策に力を入れているのでしょうか。同社は昨年8月、約500世帯の親子が参加するオンラインイベントを実施。コーヒーの魅力や楽しさへの理解を深める機会を提供しました。大規模イベントを実施した背景には、どのような工夫があったのか。子ども向けオンライン教育サービスを展開するキッズウィークエンド株式会社(以下、キッズウィークエンド)との取り組みについてキーコーヒー広報チームの岡田理佳様にお話を伺いました。
「若い世代に喫茶文化を伝えたい」キーコーヒーがPR施策に取り組む理由

── キーコーヒー様では現在、若年層に向けた発信を強化されています。その背景について教えてください。
岡田様:当社は「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」というメッセージを掲げ、日本で育んできた喫茶文化を次世代へつないでいくことを使命としています。しかしながら、若い世代にとって、コーヒーは“大人の飲み物”というイメージが強く、接点を持ちにくいことが課題でした。
── その課題に対して、これまでどのような取り組みを行ってきたのでしょうか。
岡田様:小学生をはじめとする子ども世代にコーヒーを知ってもらう機会をつくるため、親子向けのオンラインイベントを実施していましたが、イベント運営に関わる業務をすべて自社で担うには限界があると感じていました。規模が大きくなると参加者の募集から環境の整備、備品の準備など子どもたちの反応をじっくり見る余裕がなく、私たちが本来注力すべきメッセージや想いを伝えることよりも、運営業務に多くの時間を取られていました。
運営を任せることで“伝えること”に集中できる体制へ
── 自社運営での課題を踏まえ、今回パートナーとしてキッズウィークエンドを選ばれた理由を教えてください。
岡田様:キッズウィークエンド様はオンラインイベントのプラットフォームを持ち、集客から資料制作、当日の運営・進行といった一連の業務をお任せできることが魅力でした。
特に私たちが配信機材の操作や運営対応に追われることなく、画面越しの子どもたちの表情や反応を見ることに集中できたことは、物理的にも精神的にも大きな変化であり、お任せしてよかったと感じています。
── コンテンツ制作の面でも、外部パートナーならではの強みはありましたか。
岡田様:子ども向けイベントのノウハウは非常に参考になりました。例えばクイズ形式を取り入れるなど、子どもたちの興味を引き出しながら学びにつなげる工夫が豊富で、私たちが伝えたい内容を教育コンテンツとして分かりやすく届けることができました。
「コーヒーの2050年問題」が子どもたちに届き、環境への関心を育む機会に

(2025年8月24日に開催したオンラインイベント)
── 実際に開催したオンラインイベントでは、どのような成果が得られましたか。
岡田様:当日の参加者は約500世帯にのぼりました。これほど大規模なイベントは、自社だけでは実現できなかったと思います。
また、数字以上にうれしかったのは、「コーヒーの2050年問題(※)」が子どもたちにしっかり届いたことです。気候変動の影響で将来コーヒーが飲めなくなるかもしれない。そんな問題を、身近なこととして受け止めてくれたことに大きな手応えを感じました。
アンケートには、「将来、コーヒーを飲みたいから、地球を守る活動をしたい」といった声も多く寄せられました。単なる企業紹介ではなく、親子で環境について考えるきっかけを提供できたことは、当社にとって大きな成果だったと感じています。
※コーヒーの2050年問題とは
コーヒーは北緯25度から南緯25度のコーヒーベルトと呼ばれるエリアで栽培される農作物です。
全世界のコーヒーの約6割を占める高品質なアラビカコーヒーは、気候変動による気温の上昇や降雨量の減少などさまざまな影響を受け、2050年には栽培適地が半減すると言われています。
URL:https://www.keycoffee.co.jp/future/detail/11
── 特に印象に残っている参加者の反応はありますか。
岡田様:参加したお子さんが「お母さんがいつも飲んでいるコーヒーを、今度は僕がいれてあげたい」と話していたのがとても印象に残っています。自分でコーヒーをいれる体験が、家族のコミュニケーションにつながった瞬間を見られたような気がして、とても胸が熱くなりました。
「苦いけどおいしい!」とブラックコーヒーを楽しむ姿や、画面越しに見せてくれた笑顔から、喫茶文化を次の世代へつないでいく手応えを感じました。
喫茶文化を次世代へ。教育体験を通じて親子との接点を広げる

──同じように若年層向け施策に取り組む企業へのメッセージと、キーコーヒー様の今後の展望をお願いします。
岡田様:キッズウィークエンド様の力を借りることで、企業は運営ではなく「何を伝えるか」という企画の部分に集中できます。
私たちも、全国の親子とつながり、大きな反響を得ることができました。
今後は「コーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒー粉)」を活用したアップサイクルの提案など、自由研究にもつながるコンテンツをさらに充実させていきたいと考えています。コーヒーを飲むだけでなく、その背景にある環境問題や資源の活用についても親子で学べる機会を増やし、日常の中でもっと身近にコーヒーを楽しんでいただける環境をつくっていきたいですね。

