【冬フェス特別講座】
◎日時：2月20日（土）10:00～11:00　
◎対象：４歳～大人
◎中継先：宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO（大阪府東大阪市）
◎参加費：無料
◎工作体験あり　※一人でハサミが使えないお子様には大人の付き添いをお願いします。

みんなのお父さんや、お母さん、おじいちゃんや、おばあちゃんも遊んだことがあるかも？！
「グリコのおまけ」はみんなも知っているかな？
グリコのキャラメルについている小さなおもちゃ。誕生してからおよそ１００年にもなります！
このこどもたちに愛される小さなおもちゃをデザインしていたのは、大阪出身のＺＵＮＺＯ（ずんぞ）こと、宮本順三（みやもと　じゅんぞう）さん。
宮本さんは、１９３５年「グリコのおまけ係になりたい！」とグリコに入社。
戦前は「広告課おまけ係」として、戦後はグリコを離れて「おまけ業者」として数々のおまけ、およそ３０００種類も生み出してきました。
虫眼鏡に望遠鏡、国旗シリーズ、組み立て動物シリーズなど、そのアイデア豊かなおまけは子供たちに大ヒット！
他にも、戦後はプラスチック製の乗り物、ままごとセットなど、湧き出るアイデアが尽きることはありませんでした。

どうして、こんなに子供たちに人気のおもちゃをたくさん思いつくのか。
そこには宮本さんの子供たちに対する思い、おもちゃに対する思いがありました。

授業では、実際のグリコのおまけを年代別に紹介しながら、その小さな世界を楽しみます！
数々のおまけからは、戦争のころには戦争の色が反映されたり、電化製品が人気の時には電化製品のミニチュアが生まれたり、
当時の世相も見ることができる楽しみもあります。
そして、実際にグリコのおまけと同じ仕組みのおもちゃも作ってみる体験コーナーも！

さらには、宮本さんの大好きな日本の郷土玩具、世界のおもちゃコレクションも大公開！
世界の子供たちはどんなおもちゃで遊んでいるのかな？
日本のおもちゃとどんなところが違うかな？
実は宮本さんの豊富なアイデアはこの数々のおもちゃコレクションからも生み出されてきたんです！

大変な中でもどのようにしてアイデアや創意工夫で乗り切るか、そんな宮本さんのたくましさも授業では学べます。

親子で一緒に楽しむことはもちろん、子どもにはどんなおもちゃがいいのか？
そんなお悩みをもつ親御さんにもおすすめです！

※授業ではおもちゃ作成シートを使用します。（詳しくは「持ち物」欄をご覧ください）

【中継先：宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO】
詳しくはこちらのHPをご覧ください♪
https://www.omakeyazunzo.com/

【講師】
●磯田武士（いそだ　たけし）先生（事務局）
2012年から豆玩舎ZUNZOではたらいて、学芸員の資格をもっています！工作が大好きで得意なので、先生として子供たちと一緒に工作を楽しむ講座と担当しています！
　　
●磯田宇乃（いそだ　うの）先生（事務局）
京都の学校で西洋の絵画について学びました。宮本順三さんは、うの先生のおじい様。１９９３年から豆玩舎ZUNZOをつくるための準備をすすめ１９９８年についにオープン。今でも博物館でこどもたちにおもちゃの素晴らしさを伝えています。全国各地で宮本順三さん作品の展示会を開いたり、画集の出版作業もしています。